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じゃがいも
野菜、穀物の部

露地ものが本格的に出回り、値が下がるのは3〜4月、味がのるのは5月
胃腸を丈夫にし、炎症を抑える
カリウムが多く、高血圧予防にも有効
ビタミンCが多いのも魅力

概要
毎日の食卓に欠かせないじゃがいもは、さつまいもなどと同じように食料事情の悪い時代には米、麦などの穀物の代わりに食べられていたほど、デンプン質が多く、その含有量は17%。しかも、リンゴやレタスの4倍のビタミンCを含みます。
熱に弱いとされるビタミンCですが、じゃがいものビタミンCは例外で、火を通しても半分の損失ですむのも特長で、ビタミンCの供給源としてはかなり期待できる食品といえます。また、さつまいもや、やまいもと同様にカリウムの含有量も多く、高血圧の予防に有効です。また、新鮮なじゃがいもをすりおろして、絞った汁を煮つめ、鍋底に残った黒いものを一日一回茶さじ一杯分を水で飲むと胃・十二脂腸潰瘍などの痛みを取るといわれています。
おろした汁はやけどなどに塗ると早く治るなど、外用としての効果もあります。
また、胃腸を丈夫にし、炎症を抑える働きもありますから、胃張った感じがするとき、むかむかするとき、腸の具合が悪いときなどに食べると効果があります。
効能
胃腸病、胃・十二指腸潰瘍、疲労回復、滋養強壮、やけど
成分
デンプン質、ビタミンCなどを含む。
3〜5月
この食材を使ったレシピ
■新じゃがのクリームサラダ @グリンピースは塩ゆでにする。 Aじゃがいもはうす皮をむき、4つ切りにしてゆで、水気を切る。熱いうちに塩とこしょう少々、レモン汁、生クリーム少々をふりかけて、混ぜ合わせる。 Bベーコンは熱湯をかけて脂を少し除いてから、細く切る。ボウルに生クリームを入れ、塩、マヨネーズを混ぜ、軽く泡だてる。生クリームに少しとろみがついたら、ベーコン、グリンピースとAのじゃがいもを合わせて、できあがり。
新じゃがのゴマ風味あえ
新じゃがはマッチ棒の太さの細切りにして、硬めにゆでる。キュウリは同じ厚さの斜め切りにしてから細切りにする。練りがらし、しょうゆ、酢、砂糖、切りゴマ、ゴマ油でじゃがいもとキュウリを和える。
プラス情報
+豚肉
滋養をつけ、虚弱体質を改善し、肌つやをよくする。
●メニュー例
春雨は熱湯でサッとゆで、食べやすい長さに切る。湯通しした厚揚げは1p角に切る。豚肉は一口大に切り、じゃがいもは太めの細切りにする。ゴマ油で豚肉を炒め、肉の色が変わったら、厚揚げ、じゃがいも、水、しょうゆ、砂糖、酒を加え、煮る。味が付いたら、具を取り出して、春雨を入れ、汁気がほぼなくなるまで炒め煮にする。皿に春雨を敷き、その上に具をのせる。
+たまねぎ
食欲を増進し、滋養強壮、鎮静作用をもたらす。
●メニュー例
戻した小エビは水気をふいて粗く刻む。中温に熱した油に入れ、色鮮やかになってきたらすくい、油をしっかり切る。たまねぎとパセリのみじん切りの入ったマスタードドレッシングに入れて混ぜる。皮つきのまま細長く切った新じゃがいもを油でカラリと揚げて、エビ入りドレッシングをからめる。
+きゅうり、パイナップル
口のかわきをとり、胃腸衰弱を治し、利尿を促進。夏の健康食。
●メニュー例
1p角に切ったじゃがいもはゆでておく。パイナップルは皮をむき、芯をとって輪切りにし、さらに角切りにする。塩で板ずりをしたきゆうりも角切りに。じゃがいも、パイナプル、きゆうりを合わせ、砂糖を加えて混ぜ、冷やした後いただく。
知得情報
春に出回る新じゃがの見分け方だが、皮か薄く、見るからに新鮮な感じのものを選ぶこと。同じ時期に、小ぶりでつるりとしたじゃがいもが出るが、これは新じゃかではないので間違えないようにしよう。
じゃがいもがなぜ馬鈴薯とも呼ばれるのか?。そのワケは、地中の根の部分にできる丸い子芋が、馬につける鈴に似ていることから、この名が付いたといわれている。
新じゃがの風味は皮の周辺にあるため、皮は包丁を使わず、たわしで軽くこすったり、すり鉢に入れて手で回してとると味を損なわない。皮が少し残るくらいの方が香りが失われずにおいしい。
監修:東洋医学未病対策研究協会
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