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γ-GTP

■γ-GTP(γ-gltamyl transpeptidase)
 :ガンマーグルタミルトランスペプチダーゼ
基準値
γ-GTP  M 75 IU/l 以下 F 45 IU/l 以下
何がわかるか
γ-GTPは、グルタチオンや他のγ一グルタミンペプタイドから、γ-グルタミル基をアミノ酸、ペプタイドなどに変えるのに必要な酵素のひとつである。
<臓器分布>
腎臓が最も多く、次に膵臓、肝臓に存在している。その他(男性生殖器系、小腸、膵脳)にも多少存在している。しかし腎臓、膵臓の特異性はほとんどなくγ-GTPが上昇する場合は胆道系への排泄障害による血液中への移行やアルコールや薬剤などによる紬胞の破壌や生成の尤進によるものがほとんどであると考えられている。
通常はアルコールによる肝臓障害の指標として使われている。
※GOTは心筋に一番多く含有され、肝臓、骨格筋、腎臓の3臓器はほぼ同量と考えられている。
※GPTは肝臓に一番多く含有され、次に腎臓に多いが肝臓に存在する量の1/3程度しか存在しない。その他の臓器は肝臓、腎臓に存在する量より非常に少ないのでGPTは肝特異性が高いと考えられている。
異常値を示す主な疾患
肝、胆道系疾患(急性、慢性)、肝癌、閉塞性黄疸、肝内胆汁うっ滞、アルコール性肝炎
急知恵遅れ、高グタチオン血症、高グルタチオン尿症
  アルコールに感度がよい→50〜80で禁酒して再検。(2週間〜3週間)1日で肝臓が処理できるアルコール量は60gただし、体質や肝臓の栄養状態に大きく関係する。
ビールで小ビン 4本、日本酒 2合
日本人と白人ではアルコールを解毒する酵素の量がちがう。
その他
妊娠によりγ-GTPが低値を示す。女性ホルモンの作用がGTPの働きや産生を抑えるために起こると言われている。
男性>女性の傾向がある。
監修:東洋医学未病対策研究協会
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