この季節を健やかに過ごす食のポイントは「培陽潤肺」 |
陽を培うには、温性、熱性の食材を多くとる
肺を潤すには肺系に作用する「辛」みのもの |
この季節は五臓でいう肺との深い関係があります。また、五性では温性、熱性、五味では辛みのものが適しています。
辛みとは、大根、しそ、わさび、にんにくなどの辛みを指し、塩辛さとは違います。この辛みは食べると肺に入り、発散や通気の効果で風邪の諸症状を改善し、消化不良、腹の膨満感、気滞(気の詰まり)による痛みなどに効力を発揮します。 |
陽の食材としては、豚肉、合鴨肉を除くほとんどの肉類があげられます。とくにゼラチン質の多い鶏手羽先、豚足などはおすすめです。家庭ではなかなか調理のしにくいフカヒレ、なまこなどもすぐれた食材です。
陽の野菜としては、代表的なものがねぎと玉ねぎ、しようが、にんにくも陽に属します。肺への配慮は、肌や髪毛のつや、皮膚の荒れなどにもよい影響を与えます逆に皮膚がカサカサしたり、髪がパサつく人は、秋に限らず積極的に「培陽潤肺」の食事をとるようにしましょう。 |
肺への配慮は、肌や髪毛のつや、皮膚の荒れなどにもよい影響を与えます逆に皮膚がカサカサしたり、髪がパサつく人は、秋に限らず積極的に「培陽潤肺」の食事をとるようにしましょう。 |