ホーム アクティブ倶楽部とは? 会員登録 お問い合わせ
健康コンテンツ
トップページ > 生薬・漢方方剤> 茯姜朮甘湯
茯姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)
処方概要
 苓桂朮甘湯の桂枝の代わりに乾姜が入ったもので、桂枝も乾姜も共に温性で燥性ですが、乾姜にはのぼせを引き下げる作用はなく、その代わりに温性と燥性は桂枝よりも強いといえます。
 寒証と湿証の著しい人(ただしこの場合の湿は胃アトニーの湿ではなく、腺部の冷痛を起こす前提としての湿)を対象に用いる方剤といえます。
構成生薬
茯苓(ぶくりょう)、乾姜(かんきょう)、白朮(びゃくじゅつ)、甘草(かんぞう)
効果・効能
腰痛・腰の冷え・坐骨神経痛・夜尿症・おりもの
適応
腰冷を目標に病名に関係なく用いますが、水中に坐せるが如き状態によいと古典にはあります。腰痛・夜尿症にも用いますが、あくまで腰の冷えが目標になります。
注意事項
甘草の副作用として:むくみが出たり、尿量減少を引き起こしやすい。
監修:東洋医学未病対策研究協会
Copyright (C) 2005 Active Club. All Right Reserved.